皮膚がんについてその3

皮膚がんの発生に大きく関与するのが、紫外線です。当院の患者さんたちは、漁業や農業に携わっていらっしゃる方も多く、開業するまではかなり皮膚がんの患者さんも多いのではと思っていました。しかし、実際には都内で診療していた頃と比べ、少ないとすら思っています。慢性的に紫外線を浴びる方よりも、時々強い紫外線を浴びる方のほうが、皮膚がんの発生が多いという報告もあり、あながち間違っていないのかもと思っています。
ただし、やはり紫外線が皮膚に与える影響は無視できないということは確かです。
日光と名のつく皮膚がんの早期病変に、日光角化症と言うものがあります。
赤くてカサカサした、または小さくてもイボのように硬く盛り上がった皮疹が、顔や頭、耳や首に出来てきたら、皮膚科で見てもらうようにしましょう。放置すると有刺細胞がんというやっかいな皮膚がんに進行してしまう事があります。

第二駐車場を確保できました

駐車場が狭く、ご迷惑をおかけしております。この度、第二駐車場を確保できました。場所は当院から少し葉山よりにワークマンがあり、その隣の駐車場になります。受け付けに案内図がありますので、ご案内致します。たった二台分ですが、ご利用下さい。

皮膚がんについて その2

よく見る皮膚がんとして、基底細胞癌があげられます。露光部に好発し、特に顔に多く見られます。
基底細胞がんは、日本人では、主に黒い出来物として出現します。顔面に多いですが、全身どこにでもに出現する可能性があります。皮膚科医が拡大鏡で観察すると色んな特徴が見られますが、普段の生活で患者さんご自身で注意して頂きたいのは、他のホクロと少し質感が違うとか、色の濃さが違う、育ち方が一つだけ違うという点です。童話にちなんで、醜いアヒルの子サインと呼ばれますが、患者さんご自身で感じる違和感は、実際に意味があることが分かっています。この出来物は何か違和感があるな?と感じたものは、皮膚科医の診察を受けていただくようお願い致します。
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