2020年06月

患者さまへ  待ち時間について

今年は5月から暑い日が続いております。特にコロナウィルスの感染も問題となっており、マスクが必要な今年は、特に熱中症にお気をつけ下さい。
さて、夏は皮膚科にとって、一番怖い季節です。冬の乾燥もさることながら、夏場の汗、虫、植物、紫外線は皮膚に様々な影響を与えますし、細菌や水虫等の感染症も、悪くなりやすい季節です。当院でも、5月から急速に患者さんが増えてきており、待ち時間が長くなってしまいますこと、大変申し訳ございません。私の診療は、とにかく自分で触って、見て、処置をして、説明をする。という事を大切にしております。クリニックによっては、看護師さんや、職員さんに処置や説明をしてもらう所もあるようですが、そのような回転重視の診療がどうしても好ましいとは思えず、お一人にかかる時間が長くなってしまうことがあります。患者さんの貴重な時間を、病院で待つという事にさかせてしまう事を、誠に申し訳なく思っております。できる限り丁寧かつ素早い診療を心がけるのは勿論、一部予約制を導入するなど、何らかの対策を検討して参りますので、夏場の混雑につき、何卒ご理解、ご容赦頂きますよう、宜しくお願い致します。

皮膚がんについてその3

皮膚がんの発生に大きく関与するのが、紫外線です。当院の患者さんたちは、漁業や農業に携わっていらっしゃる方も多く、開業するまではかなり皮膚がんの患者さんも多いのではと思っていました。しかし、実際には都内で診療していた頃と比べ、少ないとすら思っています。慢性的に紫外線を浴びる方よりも、時々強い紫外線を浴びる方のほうが、皮膚がんの発生が多いという報告もあり、あながち間違っていないのかもと思っています。
ただし、やはり紫外線が皮膚に与える影響は無視できないということは確かです。
日光と名のつく皮膚がんの早期病変に、日光角化症と言うものがあります。
赤くてカサカサした、または小さくてもイボのように硬く盛り上がった皮疹が、顔や頭、耳や首に出来てきたら、皮膚科で見てもらうようにしましょう。放置すると有刺細胞がんというやっかいな皮膚がんに進行してしまう事があります。
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